こんにちは!今回は車両の種類分けについてお話していきます
電車って全部の車両にモーターが付いているの?
M車とかT車とかって聞くけどなんのことなんだろう
電車には仕組みや目的によっていろんな種類があるよ!
- 電車ではすべての車両にモーターが付いているわけではない
- M車とはモーターが付いている電動車、T車とはモーターが付いていない付随車のこと
- 電車の車両はモーターや運転台の有無で種類分けされている
- 電車かどうかは目的別ではなく仕組みで分けられている
M車とは?T車とは?
電車と言ってもいくつかの種類に分かれます。電車の定義は「電気で動く、お客さまを乗せる鉄道車両」でした。ちなみに電車は英語でElectric Car(EC)と言います。そしてその中で
- モーターが付いている車両を電動車(でんどうしゃ):Motor Car(M車)
- モーターが付いておらず自分で走れない車両を付随車(ふずいしゃ):Trailer Car(T車)
の二つに分かれます。そしてさらに、運転台が付いている車両を制御車(せいぎょしゃ):Controller Carと言い、上の二つと組み合わせて
- 運転台とモーターが付いている車両を制御電動車(せいぎょでんどうしゃ):Mc車
- 運転台が付いていて、モーターがない車両を制御付随車(せいぎょふずいしゃ):Tc車
と言います。言葉だけだと少しややこしいので表にしました!
以上が主な役割別に電車を種類分けしたものになります。
では次に目的別の電車の種類分けについてお話します。
目的別の電車の種類
電車と新幹線の違いの記事では新幹線も特急も全部電車だと言うお話をしました。
では目的別の種類分けになります。簡単に定義をご紹介します。
- 新幹線:その主たる区間を列車が200km/h以上の高速度で走行できる幹線鉄道
- 特別急行(特急):急行列車よりも停車駅が少なく、高速で走る列車
- 在来線:JR(旧国有鉄道)においては新幹線以外の電車。普通列車とも言う
それぞれ特別料金を支払ったりと運賃の違いはありますが、仕組み的にはすべて電車です!
とは言え、特急や普通列車の中では電車でないものも含まれるので(気動車など)、電車かどうかは目的別ではなく仕組みで変わってくるということです。
このような目的別の整理は電車と列車の違いを知ることで理解の助けになるかと思います。
また在来線区間を走る新幹線のミニ新幹線というものもあります。ミニ新幹線の仕組みについての詳細はこちら。
グリーン車とは
少し余談になりますが、先ほどまでにご紹介した以外にも「グリーン車」というのがあるのをご存知でしょうか?
少しプラス料金を払うと、確保された広い座席に座ることができ、プラスの設備が使用できる車両をグリーン車と言います。新幹線にも特急にも普通列車にもグリーン車はあります(グリーン車が組み込まれていないものもあります)。
- アテンダントさんが車内販売してくれる
- テーブルが付いているので移動しながらお仕事が出来たり、お弁当を食べられる
- 座席を回転させてみんなでおしゃべりができる
なんて出来る少し快適な空間で電車を楽しむことができます♪
少し長旅をする際はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
まとめ:M車とT車の違いや電車の車両の種類を知って、普段の乗車を楽しもう!
- 電車ではすべての車両にモーターが付いているわけではない
- 電車の車両はモーターや運転台の有無で種類分けされている
- 電車かどうかは目的別ではなく仕組みで分けられている
以上3点を今回は覚えておきましょう!
種類分けの話でしたが鉄道車両の種類分けは本当にたくさんあり、すべて紹介しようとすると1ページではとてもおさまりません。
食堂車・展望車などもありそれによって記号分けされたりもしているのですが、ぜひご自身でも調べてみて下さいね!
他にも電車が動く仕組みについてご紹介していますので、ぜひ一緒に勉強しましょう!
それでは、ありがとうございました!